お知らせ

欧州バイオ炭・カーボンクレジット市場レポート e-world energy & water 2026

株式会社ZEエナジーは、昨年に続き2026年2月10日〜12日にドイツ・エッセン(Messe Essen)で開催された欧州最大級のエネルギー関連産業国際見本市 E-world energy & water 2026に出展しました。
本展示会は、エネルギー・水関連のソリューションや先進技術が一堂に集う国際プラットフォームとして位置づけられており、昨年比で出展社・来場者数ともに過去最高の水準となりました。

 

 

■過去最多!出展者1136社・来場者3万7000人

E-world energy & water 2026 は、過去最多となる 1,136 社を超える出展者 が欧州・北米・アジアを含む 80 を超える国・地域から参加し、来場者数は 3万7,000 人を突破。環境エネルギー業界における国際的なビジネス交流と最新技術動向の発信地となりました。
ZEエナジーは、「東京パビリオン」および「福島県パビリオン」に出展企業として参画し、バイオ炭・カーボンクレジットモデル、バイオマスコークスモデル、独自の炭化技術によるバイオマス廃棄物を資源に替えるソリューションとして欧州の行政及び企業に発信しました。
開催地であるドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州(NRW州)は、かつて欧州最大級の炭鉱地帯として発展し、ルール工業地帯を中心に石炭産業が地域経済を支えてきた「石炭の町」として知られています。エッセンをはじめとする同州の都市は、長年にわたり石炭と鉄鋼によって繁栄してきた歴史を持ちます。そのNRW州において、石炭代替燃料となるバイオマスカーボンおよびバイオマスコークスを提案することは、ZEエナジーにとって極めて象徴的かつ戦略的な意味を持ちます。

 

東京パビリオン

福島県パビリオン

 

 

■バイオ炭・カーボンクレジット市場の急成長

近年、欧州では バイオ炭市場が急成長しており、2026年には約208 千トン規模、2031年までに595千トン超へ成長すると予測されています。
市場は年率 20% 以上の高い成長率で拡大し、特にドイツが約30%のシェアを占めるなど、EU 内でも重要なポジションを築いています。
EU のカーボンクレジット市場は世界最大級の規模を誇り、ドイツ単独でも 2024 年の カーボン取引収益が約 185億ユーロ(約190 億ドル)に到達し、国のエネルギー転換政策や温室効果ガス削減の取り組みにおける重要な資金源となっています。
さらに ボランタリーカーボンクレジット市場(任意取引市場)も大幅に拡大が見込まれており、2030 年には約 18 億ドル規模に成長する見通しです。

 

 

NRW州×福島県共同セミナー

東京パビリオンセミナー

 

 

■ZEエナジー今後の展開

35年にわたり炭化技術の研究と社会実装を進めてきたZEエナジーは、廃棄物や未利用バイオマスを高付加価値の炭素素材へ転換する独自技術を確立してきました。この技術は、従来の化石由来石炭の代替として活用可能であり、鉄鋼業やエネルギーを多く消費する産業の脱炭素化に貢献します。
石炭によって発展してきた地域が、いま脱炭素とエネルギー転換の最前線に立つ。その転換点において、「石炭から持続可能なバイオマスカーボンへ」という新たな選択肢を提示することは、単なる技術提案にとどまらず、歴史と未来をつなぐ産業構造転換の提案でもあります。
NRW州は現在、水素産業や再生可能エネルギー分野への大規模投資を進めており、産業脱炭素化のモデル地域としてEU内でも注目されています。その地でZEエナジーのバイオマスカーボン・バイオマスコークスが受け入れられたことは、欧州のカーボンニュートラル政策と高度に親和するソリューションとして高い関心を集める結果となりました。
ZEエナジーは今後、NRW州をはじめとする欧州産業地域との連携を視野に、化石資源依存からの転換を支える炭素循環モデルの構築を推進してまいります。

 

炭ざんまい