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【プレスリリース】富山炭化LABOセンター着工

炭化装置のパイオニアZEエナジーは、石炭代替燃料バイオマスカーボン®・バイオマスコークス®を年間1,000t製造可能な「炭化LABOセンター」を 富山県砺波市にて2025年12月より稼働開始

世界初20,000t製造規模の「炭化センター」を日本全国へ順次展開

 

バイオマスガス化発電装置・炭化装置・半炭化装置の開発、製造、販売を行う株式会社ZEエナジー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:松下康平、以下ZEエナジー)は、木くず、剪定枝、製材端材等、これまで廃棄または未利用材として放置されてきた材を主原材料として、石炭代替燃料となる炭素率90%以上のバイオマスカーボン®、バイオマスコークス®(商標登録取得済み)を生産する「炭化LABOセンター」を富山県砺波市に2025年12月からの稼働に向け建設を開始いたします。バイオマスカーボン®、バイオマスコークス®は、これまで石炭を使用してきた既存設備ですぐに導入可能な脱炭素ソリューションとして注目されています。

 

ZEエナジーは、有限会社庄川チップ工業所(本社:富山県砺波市、取締役:山田祐康、以下庄川チップ工業所)の全株式を取得し(2025年3月7日契約締結)、年間1,000tのバイオマスカーボン®、バイオマスコークス®が製造可能となる体制を確立。これにより導入意向のある製鉄所や鋳物工場、金属精錬工場など各工場に合わせた仕様を事前に確認することができ、長期的供給の目途が立つことで各工場の実設備での使用が可能となります。

 

今後、バイオマスカーボン®、バイオマスコークス®を導入する工場の近隣に、世界初(※自社調べ)となる年間20,000t規模の「炭化センター」を建設し、2026年より全国各地に順次展開します。

 

これまで石炭やコークスを使用してきた製鉄所や鋳物工場等が石炭代替となる水素エネルギーを導入するには設備の大幅な見直しが必要となり、インフラ、コスト、技術面で多くの課題がありました。バイオマスカーボン®・バイオマスコークス®は現在の設備のまますぐに導入が可能であり、熱量は石炭及びコークスと同等の7000kcal以上あり、またコスト面での優位性もあるため各工場での長期的取り組みが可能になります。

 

ZEエナジーは、「炭化センター」ビジネスモデル特許を取得(2024年9月30日)。また、大手燃料商社からの出資も受け(2025年2月)、炭化装置のパイオニアとして32年間の炭化技術を強みに、2026年より順次全国各地に世界初となる年間20,000t製造規模の「炭化センター」を展開し、原材料の地産地消、廃棄物の資源化によるコストダウン並びに運搬時のCO2削減、高品質のバイオマスカーボン®・バイオマスコークス®の安定供給を行い、更なる事業拡大を目指します。

 

<参考資料>

1)バイオマスカーボン®

 

2)バイオマスコークス®

 

3)バイオマスコークス®大

 

4)炭化センタービジネスモデル(未利用バイオマスによる化石燃料代替燃料化)

 

■株式会社ZEエナジーについて

 

所在地:
本社 〒103-0025 東京都中央区茅場町1-11-7大成ビル6階
富山研究所 〒932-0856 富山県小矢部市フロンティアパーク2
福島オフィス 〒979-1308 福島県双葉郡大熊町下野上清水230

 

設立:
平成20年8月13日

 

資本金:
5,000万円 (9,490万円)

 

代表者:
代表取締役 松下 康平

 

主要株主:
松下 康平、株式会社江寿、Carbon Credit Holdings Inc、水野 誠一、他

 

事業内容:
バイオマス発電施設の運営管理、売電事業、バイオマス燃料の製造販売、バイオマス発電システムの製造販売、炭化装置・半炭化装置の製造・販売、環境関連装置の製造販売、環境コンサルティング、リサイクルシステム研究・調査・分析サービス

 

【本件に関わる問い合わせ先】
株式会社ZE エナジー 広報担当 坂丸
TEL: 03-6432-4331